昨日に引き続き仕事場のクロマツの植え込みを観察してみたら、なんとショウロを見つけてしまった! 海岸のクロマツ林でも、めっぽう少なくなったショウロだが、意外とこんなところでしぶとく生き残っているのかも知れない。
昼休みは外宮の外苑まで散歩してみたが、小さなコツブタケとベニタケ属のきのこが少し見られたくらい。それでも歩いていてすごく気持ちが良かったのは、やっと秋らしい気候になってきたからだろう。
昨日のことになるが、仕事場の玄関前にあるクロマツの植え込みにチチアワタケとササタケ似のきのこが大発生していた。やはり季節は半月以上遅れている様子だ。食堂のおばさんらしき人が、このチチアワタケをビニール袋にいっぱいとって持って帰るところを目撃した。どうも以前からとって食べている様子である。どうやって食べるのだろうか?お腹の方は大丈夫なのか?聞いておけばよかった・・。
で、今日また注意して見てみたらアカハツらしききのこも幾つか生えていた。何か生えるだろうなとは思っていたが、こんなにたくさん生えてくれるとは・・。ちょっと嬉しい。
昨日の続きの山歩きに懲りもせず行ってきた。目的は3月に発刊する三重県版レッドデータブック(RDB)用の写真撮影である。RDBに載せるのが躊躇されるくらい身近なきのこであったのに、なぜか写真を撮っていない種がけっこうある。そんなきのこが今日の目的のオウギタケとクギタケだ。歩いた山は300m〜400mのアカマツの多い尾根筋。クギタケの方は、あまり発生量の多いきのこではないので、そんなに簡単に見つかるものではないと思っていたのだが、意外にも今日は歩道沿いにかなりの数の発生を見ることができた。オウギタケもアミタケの群生している中に2本だけ出ていた。かなり若い個体なので典型的なオウギタケの姿をしていないが、とりあえず写真だけはなんとか撮ることができた。めでたし、めでたし・・。
帰り道は、たくさん発生していたアミタケを食用に採集してきた。そして去年マツタケが頭を出していた場所を見てみたら、やっぱりまた頭を出していたので有り難く頂いてきた。誓って言うが、こんな雨の山の中を汗だくになりながら苦労して歩いてきたのは、食用きのこを採るためでは決してない。全ては神の思し召しである・・。(笑)
今日は午後からちょっと山の様子を見てこようと思ったが、登山口にある神社で秋祭りをやっていたので、車が駐車できず断念。仕方なく他の山を2カ所ばかり歩いてみたが、さっぱりときのこは出ていない様子。ならば地下生菌がないものかと地面をあちこち引っ掻いてみたが、これも全くの徒労に終わってしまった。最後に地元の神社のマイタケでも確認してこようかと思ったら、こちらもやっぱり秋祭りであった・・。
秋の稔りに感謝する秋祭りであるが、秋のきのこの方はまだまだこれからという感じである。
今日は1日休暇をもらって、明日から3日間開催される「きのこ三昧inみえ」で展示する野生きのこの採集と会場の準備をしてきた。近所の神社から700mくらいの山まで数カ所をまわってみたが、きのこの発生は雨模様の天気が続いた割に少なかった。採集してきたきのこを会場で並べてみると、テングタケ科とベニタケ科が圧倒的に多く、イグチの仲間は殆どゼロ。あとはカラカサタケ、ホウキタケの仲間、ニンギョウタケといった秋早くに出るきのこがいくつか見られた程度である。それでも、先週から集めた乾燥標本も入れると数十種のきのこを並べることができたので、まあまあこんなものだろう。
・・ということで、これから3日間きのこ三昧の日々となるので、その間音信不通となり、更新もありません。m(_ _)m
ここ半年くらいの間に「あやしいきのこ」に掲載しているきのこの画像を使わせて欲しいという英文のメールが2件ばかり届いていた。最初はそんなに悪い気もしないので承諾のメールを返信しようとしたのだが、よく見ると、これらのメールは、リンク先におかまっぽい男が出てきたり実にあやしげなものであることが分かったので、無視するようにしてきたのだ。
今朝来た英文メールも唐突にツバキキンカクチャワンタケの画像をデータベースに使わせて欲しいというもので、差出人の名前も見当が付かないようなおかしなものであった。しかし、よくよく見てみると文字コードが違っている字があるためにおかしく見えていただけで、ステファニーさんという方からのメールで、そんなにあやしげなものではないような感じである。ステファニーさんって65%くらいの確率で若い女性ではないだろうか?と思ったので、早速次のように返信しておいた。「はじめまして、ステファニー。私の写真たちを見てくれてどうもありがとう。それらをあなたが使用することに同意します。そして、もっとましな写真が必要だったら提供しますので、いくらでも言ってください。いひひ・・」
実に久しぶりに「今日のきのこ」を更新した。流行のブログなどに比べると写真のサムネイル作成やリンクの貼り付けなど全て手作業でやらなければならないので面倒くさいことこの上ないのだけど、手作りの良さも少しはあるかな??
考えてみると、「今日のきのこ」に掲載できるほどたくさんのきのこを見る機会というのは年々少なくなっているのではないだろうか?今年も小雨のせいか今までのところきのこの発生はとても少なかったように思う。大台ヶ原のような場所でたくさんのきのこを目にしてしまうと、そんなことを強く思ってしまうのだ。
今日、お昼の定食で今年初めての松茸ご飯を食べることができました。とても上品な味付けで松茸もたくさん入っているけど、なぜか肝心の松茸の味がしない・・。歯触りもかなりぱさついた感じで、これってほんとに松茸?という感じのものでした。こういうのをほんとの松茸だと思って有り難く食べている人が多いのかと思うとなんだかとても侘しい気分です。ほんとの松茸、こんなもんじゃないよ!!
今日は西宮のトリフィさん、みえ・菌論の会のMさんらと亀山市の某山へ某きのこの探索に行ってきた。(何のことかさっぱり分からないでしょうが・・)
結論から言うと、目的のきのこは全くのオケラだった。でも、意気消沈して帰る途中にちょっと探索してみた場所で、白トリュフの仲間や2〜3種の地下生菌を見つけることができたので、自分としてはけっこう有意義であったような気もする。