Entoloma sp.
2007.04.30 大紀町(南亦山)産
 南亦山遊歩道、標高約850mの尾根筋に10本ほど群生。傘は小型のハルシメジのような質感を持っている。
 特定の樹木との関係は不明。落ち葉に埋もれるように地面から発生しているが、引き抜くとあっけないくらい簡単に抜けてしまう。

 乾燥しないように小型のタッパに入れて持ち帰ったが、生えていたときの傘表皮の質感は失われてしまった。
 色も上の生態写真の方が正しい。

 ひだ断面(×100)
 実質の菌糸は並行型で、クランプは認められない。

 ひだ断面(×200)
 側シスチジアは認められない。

 ひだ先端の断面(×200)
 縁シスチジアも認められない。

 子実層断面(×400)
 担子器基部にもクランプは認められない。

 【その他】
 傘表皮は平行に走る菌糸状。柄シスチジアもなし。
 胞子サイズは、約8.5×7.5μm
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