チャワンタケの仲間
 1月23日、鈴鹿市T神社で行なわれた菌類調査で採集された大型のチャワンタケである。
 オオチャワンタケ(Peziza vesiculosa)ではないかとのことであったが、胞子のサイズや胞子表面に少しざらつきが見られることから、オオチャワンタケよりも、モリノチャワンタケ(Peziza arvernensis)に近いのではないかと思われた。もう少し成熟した個体を観察すれば、もっとはっきりしたことが分かるかも知れない。

 径は5cm強、成長すれば倍近くになると思われる。

 子嚢の全体像。×400で撮影した2枚の画像を貼り合せてみた。

 子嚢の先端はメルツァー液でリング状に青く染まっているように見える。
 胞子は、16×10μm程度の大きさで、表面が少しざらついているように見える。

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