チャナメツムタケPholiota lubrica (Pers.:Fr.) Sing.
206/11/25 三重県大紀町産
 標高約850mのブナ帯、ミヤマシキミの中に群生していた。
 山は全体に乾燥していて柔らかいきのこは非常に少なかったが、このきのこだけはとても新鮮だった。
 本来、傘の縁部にクリーム色の小鱗片を付けるはずであるが、今日の雨で落ちてしまったのかも分からない。
 別の写真の幼菌にはその鱗片が少し見られる。新鮮な個体の傘表面はナメコのような著しい粘性を持っている。

ひだ縁部のシスチジア ×400

側シスチジア ×400

胞子(ドライマウント) ×400

胞子(水封) ×1000
 空気の層に胞子が並んだところを撮影してみた。
 サイズは約7×4μm、発芽孔は明瞭に認められない。