オオズキンカブリタケ(2005/04/20)

 Mash Roomのpicoさんから、こちらでは見ることのできないオオズキンカブリタケを送っていただいた。「たま〜に書く・日記帳」にあるのと同じ4月17日に採集されたものということだが、植物の葉っぱなどと一緒にうまくパッキングして送っていただいたので、まだかなり新鮮な状態を保っていた。可愛そうだが早速切り刻んで観察させてもらうことに・・。

 半分に割ってみると、柄の中はアミガサタケのように空っぽではない。頭部は、しわくちゃになった子嚢盤を文字通り「被っている」という感じで、柄から簡単にはがれてしまう。

×100 H2O Nikon E950, OLYMPUS BHC, Dplan Apo 10
 薄くスライスしようとすると潰れてしまうような感じで、どうもうまい切片が作れない。(単に腕が悪いだけだと思うが・・、これくらいで何とか分かるだろう。) 子嚢胞子は80μm程もあり、100倍でも十分観察できるくらいのばかでかさだ!

×100 H2O(with Melzer's reagent) Nikon E950, OLYMPUS BHC, Dplan Apo 10
 メルツァー液を加えると胞子はよく目立つようになるが、子嚢はかえって見づらくなるようである。何やら茶色いぶつぶつもよく目立つようになったが、これはオオズキンカブリタケの組織ではなくて、何かの花粉が付着したものではないだろうか?

×200 H2O Nikon E950, OLYMPUS BHC, Splan Apo 20
 これだけ大きいと200倍くらいで見るのが限界のようである。(やっぱり、うまい切片は作れない。)

×200 H2O(with Melzer's reagent) Nikon E950, OLYMPUS BHC, Splan Apo 20

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