ウロコケシボウズタケ(幼菌2)
いなべ市北勢町産
 最初は、右側の個体の頭だけがちらっと見えていただけである。他の2個体は落ち葉の下に隠れていた。
 これで柄が伸びなければ、ヒメツチグリ属の幼菌と良く似ているのではないだろうか?

 右の個体の露出していた外皮のツブツブは既に剥離がかなり進んでいる。全くの推測であるが、ダンゴムシのようなものに食べられてしまうのかも知れない。内皮はかなり黄色っぽい色をしている。
 担子器が観察できる可能性もあるので、この一番小さな幼菌を採集して持ち帰った。

 これは、昨年観察した個体である。採集しなかった2個体がそのまま残っていた。発生からほぼ1年を経過していると思われるが、腐敗することもなく、かなり原形を留めていた。