ウロコケシボウズタケ(幼菌3)
いなべ市北勢町産
 この個体は既に柄が3〜4cmくらい伸び出している。
 ウロコケシボウズタケの特徴である柄のささくれも、もうこの時期から出来ているようである。

 ここは割りと腐植質が溜まっているようだ。苔だけでなく草本も生えているので、コンクリートや石の上とはいえ完全に乾いてしまうということはないのだろう。

 ほぼ垂直の石積みの擁壁にへばりついた腐葉土と苔と草の根。それが自重に絶えかねてか、ややめくれ落ちてしまった部分に発生しているのである。天場からは60cmほども下がったところである。