胞子：ベニイグチ

　この画像は、胞子の表面と輪郭にピントを合わせた２枚の画像を合成している。
　なるほど、これは「原色日本新菌類図鑑」の図版とそっくりそのものだ。ところが、吉川研究室「きのこ図鑑」に掲載されている走査型電子顕微鏡（SEM）の画像ではラグビーボールにクレーターのような穴をあけただけのように見え、だいぶん感じが違っている。
　光学顕微鏡では、ドライで観察してもこの写真のように幅が狭く畝状に隆起した網目のような構造が見て取れる。
　本当はSEM画像のような構造のものが、光学顕微鏡下ではこんな風に見えてしまうものなのだろうか？

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