(4)キツネノヤリタケ
 (3)キツネノワン
(2)アミガサタケ

(1)オキナタケ属

2002年4月20日()のキノコ









 アミガサタケへの未練は断ち切れず、小雨のぱらつく中を山中の公園に行ってみた。
 そこは2年前にアシブトアミガサタケに似たキノコを2本見つけた場所であるが、やはりここにも全く
何も出ていなかった。

 次に、気に掛かっていたハルシメジの赤変性を確かめるべく3箇所の梅畑でサンプルを取ってくる
ことにして、先ず先週の梅畑に行ってみると、まだまだ大量のハルシメジが生えている。サンプルを
取るつもりが、ついつい重たいほどのサンプルになってしまった。(^^;)
 別の梅畑は、昨年あたりから牛糞を大量に撒かれたためハルシメジが殆んど生えなくなっているが
牛糞が撒かれていない僅かの場所に生えていたハルシメジをサンプルとして採集。
 牛糞にはオキナタケに近いキノコ(1)がたくさん出ていた。
 ヒトヨタケの仲間も出ていたが、昨日のものなのか傘は解けてしまっている。いずれにしてもヒトヨタケ
を見るのなら「きのこ雑記」さんのようにもっと早起きしないとだめだろう。
 もう1箇所のハルシメジも採集してハルシメジのサンプル集めは終了。
 やっぱり3箇所ともハルシメジの赤変性は全くない。グアヤクチンキを付けると藍色に変色するのも
同じであった。(写真)

 ここでまたアミガサタケへの未練が頭を持ち上げてくる。
 2年前、アミガサタケを初めて見つけた場所に最後の確認のつもりで行ってみると・・・あった、あった!
1本だけだったが、その分大型の立派なアミガサタケ(2)だった。

 最後に、先週見つけておいたキツネノワンとキツネノヤリタケを見に行った。
 キツネノワン(3)は大きく成長してツバキキンカクチャワンタケのような色になっており、別のキノコの
ように見えた。キツネノヤリタケ(4)も前より数多く見られた。
 この場所には大きな桑の木が3本あるのだが、これらのキノコはどうも1本の木にしか出ていないこと
に気が付いた。不思議に思って良く観察してみると、桑の木は雌雄異株であることが分かった。(写真)
そして当然であるが、雌株の下にしかこれらのキノコは出ないわけである。
 花の咲いている桑の木があるからといって雄株の下をいくら探しても全く何もないわけである。