2002年5月3日(金)のキノコ
今日は久しぶりに松山を歩いてみた。
ヒサカキ、コナラなど雑木混じりの薄暗い松林ではキノコの姿は殆んど見当たらない。唯一
ミイノモミウラモドキらしきキノコ(1)が腐植の中から出ていたくらいだ。
もう少し湿った場所でムラサキフウセンタケ(2)を見つけた。春に生えているのを見るのは初め
てなので、我が目を少し疑った。
マツタケが生える明るい松林に入っていくとアミタケ(3)やヌメリイグチ(4)が幾つか出ている。
カキシメジも小型のものが見られたが、マツタケやケロウジ、トキイロラッパタケなどは未だ出て
いないようである。
強い日差しが差してくると、ハルゼミの大合唱が始まった。
松山を後にしてハルシメジの生える梅畑に行ってみると、ウメウスフジフウセンタケらしきキノコ
を見ることができた。ハルシメジと混生している生え方を見ていると、どうもハルシメジの菌糸と
何らかの関りを持っているように感じる。
また、姿形(写真を撮らなかった)や胞子の形からは、マルミノフウセンタケに近い種のように
思われる。
次に寄った神社の椎林では、未だカンゾウタケを見ることができなかったが、その代わりに
ヒメカバイロタケ(5)を見ることができた。
桑の樹下では、大きく成長したキツネノヤリタケが見られたが、キツネノワンはもう殆んど見ら
れなくなっていた。
その近くに黒っぽい小さなキノコが2本生えていたので採集してきた。顕微鏡でヒダを覗いて
みると、イガグリのような胞子らしきものが見える。
クロキツネタケだろうか?写真を撮っておけば良かった・・。