2003年5月21日(水)のキノコ









(1)チチタケ属
(2)オオツルタケ
 1ヶ月ほど前、壊れて修理に3万円掛かると診断されたNikon Coolpix950をタダで頂いた。

 電池がすぐに消耗してしまい、基盤を取り替えなければ直らないということであったが、部品取りくらいには使えるかなということで有難く頂いたものである。
 分解掃除を少しして、電池の接点などを復活剤で磨いてからスイッチを入れてみると全く正常に作動する。950特有の電源スイッチの接触不良はあるものの、未だに電池を入れ替える事も無く正常に作動している・・。(^_^)
 ということで、今日は昼休みにこの950を持って近くの公園を歩いてきた。

 いつもこの時期に生える肌色のチチタケ属(1)が出ている。いかにも名前が分からなさそうなので詳しく調べていないが、いったい何だろう?
 西向の崖地に少し古くなったオオツルタケ(2)が出ていた。この公園で見るのは2回目であるが、テングタケの仲間としてはとても早い時期に発生するようである。
 クルミタケ(3)は1ヶ月ほど前から出始めているものであるが、だいぶん大きくなってきて表面にひび割れが出てきていた。今年は十分に成熟した胞子を観察したいので、採集は1ヶ月くらい後にしようかと思っている。それまで虫などに食われなければ良いが・・。この公園では3か所ばかりでクルミタケを確認しているが、いずれもヒサカキ(ビシャコ)の根と菌根を作っているように思える。
 アシボソチチタケ(4)が1ヶ所で群生していた。その発生の様子からは、シイ又はカシの根と関係しているのが分かる。これも少し古くなっていたので傘の縁に見られる独特の毛は目立たなかった。
 南向きの陽だまりになっている場所には早やチチアワタケ(5)が群生していた。初夏のきのこの時期が近づいている感じである。
 これらの他、赤いベニタケの幼菌、古くなった不明のフウセンタケ属&イッポンシメジ属、ニッケイタケの幼菌らしきもの、イボタケ科と思われる幼菌、ウラスジチャワンタケなどが目に付いたところであった。

 タダで頂いたCoolpix950は当分仕事場の机の引出しに入れておくことになりそうである。

 良いものを頂いて・・「返せ!」とも言わなかったOさん、本当にありがとうございました。



(3)クルミタケ
(4)アシボソチチタケ
(5)チチアワタケ