2003年10月31日(金)のきのこ

スナジクズタケ?(Psathyrella ammophila ? )
 「きのこ雑記」浅井さんの「今日の雑記」を見ていたら遂に我慢ができなくなったので、午後から休暇を取って津市の町屋海岸を歩いてきた。

 コウボウムギやハマボウフウ、コマツヨイグサなどが生えた海岸を2時間ほどかけてじっくりと歩いてみたが目的のきのこ(ケシボウズタケ属)は見つからない。というか他のきのこの姿もな〜んにも見当たらない。7月に歩いた時に幾つか見られたカヤネダケの姿も今は見られないようだ。
 今日もまたオケラかと思って帰りかけた時、少し湿り気がありそうな砂地で目に付いたのがこのきのこである。上から見ると一瞬大型のケシボウズに見えてしまった。(^_^;
 詳しい資料が手元にないので確実ではないが、たぶんこれはスナジクズタケだろう。胞子紋はほぼ黒色、薄くてしっかりとしたひだは非常にスライスがし易かった。柄は下方が徐々に太まり砂の中に5cmほど長く伸びているが、木片のようなものにしっかりと繋がっているという様子はないようだ。
 若いきのこの傘は柔らかい毛に覆われており、名前に似合わないなかなか美しいきのこだと思った。



 古い個体    ひだの断面    担子器と胞子