2004年08月21日()のきのこ
キクバナイグチ
Boletellus emodensis (Berk.) Sing.

やや上から撮った写真   胞子   かさ表皮の構造   柄表面の構造   担子器他
 夕方4時近くになってから久しぶりに近くの松林を散策してきた。

 林内はかなり乾燥気味で、コテングタケモドキ、カバイロコナテングタケ、シロオニタケ、ヌメリコウジタケ、コビチャニガイグチ、キクバナイグチ、ベニイグチ、不明のベニタケ属などが少し見られた程度だったが、今日の目的はベニイグチとキクバナイグチの採集であったので、かなり満足! これらの胞子などをじっくり検鏡してみたいと思っていたからだ。
 辺りはもうかなり薄暗くなってきていて、とても写真が撮れるような状況ではないように思えたが、格好良く並んで生えているキクバナイグチがあったので、とりあえず記録用にとCoolPix990のシャッターを押してみた。(上の写真)
 逆光気味の薄暗い林内、レフも何にも使わずにこんな写真が撮れてしまうデジカメっていったいどうなっているんだろうと思ってしまう。

 この松林も、ここ1〜2年のうちに殆んどの松が松枯れ病にやられてしまったようで、もはや松林とは呼べないような状況になってきた。
 本来の植生に戻っていく過程であり仕方のないことなのだろうが、マツタケやアミタケ、クロカワなどが生えるすがすがしい松林が消えていくというのはなんだかとても寂しいなあ〜。(特にマツタケが・・)