2006年05月20日()のきのこ
シイノトモシビタケ(Mycena lux-coeli)

三重県熊野市

( Nikon D70, SIGMA 15mm 1: 2.8D EX, F4 30sec ISO800 )

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 夕方から熊野市のシイノトモシビタケを撮りに行ってきた。

 実は、この場所には16日にも偵察に来ているのだが、その日は昼間の観察だけだったので発光する様子を写真に撮るのはこれが今年初めてとなる。
 今回はシグマのフィシュアイレンズを使うことにした。シイノトモシビタケは「ひだ」の部分が一番きれいに光るので、下から見上げるようなアングルで撮影するのがベストである。とは言ってもシイノトモシビタケは割と低い位置に生えていることが多い。ならば、画角の広いレンズを下に潜り込ませるように設置すればいいのではと考えたのである。フィッシュアイレンズによるノーファインダー撮影・・。何のことはない、レンズを交換するのが面倒くさかっただけなのだ。(^^;
 でも、結果的にはこれは大正解だったと思う。トップの写真など、とてもフィッシュアイレンズで撮ったものには見えないと思うが、画角の狭いマクロレンズなどでこういうアングルの写真を撮るのはなかなか難しいのだ。

 暗闇で写真を撮っていたら、ここで以前からシイノトモシビタケの観察を続けているという地元のHさんがやってこられた。Hさんはシイノトモシビタケの発生時期には毎日のようにここを訪れ、発生状況や気温、雨量などのデータを継続的にとられているという。Hさんによると、シイノトモシビタケの発生時期は概ね5月の連休明けくらいから7月中旬くらいまでということだ。