アオゾメクロツブタケ? 2004/11/07 関町
これは、カシの根が来ている緩やかな斜面で見つかった。
表皮は最初純白の繭のような菌糸状であるが、触った場所が見る見る濃い藍色に変色していく。
表皮は、個体により一部がピンク色に変色するようである。
基部には柄の名残りのようなものが明瞭に見られる。
断面のスポンジ状組織は切った瞬間は真っ白であるが、見る見る青変し、写真を撮るのにもたもたしているとすぐにこんな藍色になってしまう。
胞子はレモン型の本体に不明瞭なヒレ状又はイボ状の飾りを付けているようである。
9月12日に北勢町で採集したアオゾメクロツブタケと思われる菌とは形状がかなり違うようであるが、まだ未成熟なためかも分からない。
※どうやらこれはウスベニタマタケの胞子がコンタミしてしまったもののようだ。同じカミソリで切片を切ったためではないかと思われる。
こちらの担子器はややずんぐりした普通タイプで、4胞子型である。
これはコットンブルーを持っていなくてもコットンブルーで染色した気分を味わえる。
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