2006年04月08日()のきのこ
 
きのこの山(トリュフアイス味)
(コンビニにあった)


パッケージ    フタの裏側    原材料など    顕微鏡写真

 こいうのを見つけると、ほんとにトリュフが入っているのかどうか顕微鏡で確かめてみたいという衝動をどうしても抑えきれない。

 原材料名を見るとトリュフパウダーとある。「ホワイトチョコの表面に見える黒い粒はトリュフ入りパウダーです。」とも書いてある。2〜3個口に入れて味わってみると、味は普通のホワイトチョコと変らないのだが、確かに腐ったチーズのような(?)トリュフ臭が漂ってくるではないか。ほんとにトリュフの粉が入っているのだろうか?
 ホワイトチョコの中の黒っぽいものを2〜3個取り出してスライドグラスの上に乗せてみると、砂粒のようにかなり硬い質感である。それをKOHでふやかしてからピンセットの先でなんとか潰してカバーグラスをかけ、半信半疑で顕微鏡を覗いてみると、見慣れたトリュフの
子嚢胞子を見ることができた。トリュフパウダーは本物に間違いなかった。
 使われているトリュフの種類を胞子の形状から判断すると、日本にもあるTuber indicumや高級フランス産のTuber melanosporumなどではなく、 Denny'sの料理のトリュフなどと同じもののように思われる。恐らく中国産の黒トリュフの仲間ではないだろうか。着色料にイカスミが使われているのは、より黒トリュフらしく見せるためトリュフパウダーを着色しているのだろうか?
 それと、よく見るとパッケージの左下に小さく「トリュフ香料使用」と書かれている。トリュフが入っているのは間違いなかったが、やはりこのトリュフ臭の殆どは人工の香料によるものなのだろう。