ハマクサギタマゴタケ(仮称)
2008.07.09 津市産

津市の公園に毎年発生する大型の白いタマゴタケの仲間。
「ハマクサギ」という植物に似た香りを持つため、「ハマクサギタマゴタケ」という仮称が付けられていることを最近になって教えてもらった。 
少し前まではミヤマタマゴタケなどと混同されていたようだが、遠目には純白に見える明るいアイボリー色が特徴的である。

形態的にはタマゴタケに良く似ているが、こちらの方がやや大型でどっしりとしている。

この日発生していた最大のもので傘の径が15cmほどあった。
傘は幼菌のときから中央部がやや濃くなったアイボリー色で、条線がよく目立つ。中央部は老菌になるともっと濃い色になる。

これまではまったく気が付かなかったのだが、改めて臭いを嗅いでみると、確かにこれはクサギの臭いだ。ハマクサギの方は見たことがないので良く分らないが、恐らくクサギと同じような臭いなのだろう。
タマゴタケの仲間がクサギの臭いをまねる理由もないだろうが、この臭いは、例えば虫除け効果のある香り成分を偶然同じように身につけてしまっているというようなことなのだろうか・・?