(5)マツカサキノコモドキ
(4)マツカサタケ
(3)コフキクロツチガキ
(2)ケシボウズタケ
(1)ショウロ

2002年1月3日()のキノコ









 雪花の舞い散る中、紀宝町の某海岸まで車を走らせた。
狙いは、ショウロとケシボウズタケ。
 ショウロ(1)は、それらしき場所の松の落ち葉をめくると沢山出ていた。昨年2月に行った時より
も多いくらいである。5mmくらいの幼菌から大きいものは5cmくらいあり、表面が黄色っぽいもの
が多かった。
 ケシボウズタケ(2)は、最初なかなか見つからなかったが、発生する環境が分かるとあちこちで
見つかった。日当たりの良い砂地で、かなり厳しい環境である。昨年の秋に生えたものだろうか、
かなり古くなって色あせていた。
 ケシボウズタケと同じような場所にコフキクロツチガキ(3)もあった。こちらの方も古くなって乾燥
している。一応、コフキクロツチガキとしたが、今回見つかったものは下側に溝線が認められず、
形態も少し違うようなので、別種かも知れない。
 松林の中の松ぼっくりには、これもやはり古くなったマツカサタケ(4)が見られた。
 やや湿った落ち葉の中にはマツカサキノコモドキらしきキノコ(5)も出ていた。

 南国の雰囲気の紀宝町とはいえ、とても寒い1日であった。

 このページを見ていただいた菌懇会の井口さんと「キノコ雑記」の浅井さんからケシボウズタケと
コフキクロツチガキとしたキノコについてご指摘をいただいた。
 ケシボウズタケはナガエノホコリタケ又はアラナミケシボウズタケに近いようで、コフキクロツチガキ
はGeastrum fornicatumという日本新産種の可能性が高いようである。
 詳しくは、それぞれのページに記載させていただいた。