使用済みのスライドグラスとカバーグラスが限界に達してきたので、ピカピカに磨き上げてまた使えるようにした。貧乏性のせいなんだろうけど、スライドグラスはもちろんカバーグラスも使えなくなるまで何回でも磨いて使っている。
方法は、先ず台所用の洗剤で切片やら胞子などを洗い流し、1枚ずつ水分を拭き取ってから、次にレンズクリーニング液などで油分を落としつつ埃の出にくいJKワイパーやレンズクリーニングペーパーなどを使って状態を確認しながら磨き上げていくのである。要するにカメラや顕微鏡のレンズを磨くのと全く同じレベルの作業だ。こうして磨き上げたガラスはAランクとBランクに分けて仕舞っておき、観察するときの重要度に応じて使い分けたりしている。
一見、時間の無駄とも思えるような作業だが、無心にカバーグラスを磨いているとなぜかとても心が安らぐので、時々こうやって楽しんでいるのだ。