今年は総勢8名の参加となったが、シイノトモシビタケの発生はこれまでの小雨と低温の影響でかなり遅れているらしく、明るいときに見つかったのはたったの2本のみであった。ところが、暗くなってからもう一度探してみると、あちらにもこちらにもぽつぽつという感じで、少量ではあるが確実に発生を始めている様子であった。あと1週間もすればかなり発生してくるのではないだろうか。でもまあ、何はともあれ闇夜に光るシイノトモシビタケを見ることができたので、ツアーは大成功!(写真をカメラ日記に掲載した。)
それにしても今日は雷が鳴ったり雹(ヒョウ)が降ったりと、大気の状態がとても不安定な1日であった。(ツアーのメンバーの中に誰かとんでもない雨男or女がいたのかも知れない・・)
久々に昼休みの公園歩きに行ってみたら、気の早いベニタケが2種類顔を出していた。まっ白なやつと朱色っぽいやつ・・。
途中、やっぱり昼休みのきのこ観察に来ていたらしいきのこ仲間のUさんにばったりと出会った。どうやら雨が降ったあと徘徊したくなるのはきのこ屋共通の習性らしい。近くにキクラゲがたくさん付いている枯れたエノキの大木があったので、しばしUさんと観察をしてみた。キクラゲはかなり高いところの枯れ枝に付いているのではっきりとは見えないのだが、その飴色の感じからなんとなくアラゲではない方のキクラゲであることが分かる。探してみると下に落ちている枝から出ているものもあり、やっぱりキクラゲであることが確認できた。幹の低いところではアラゲキクラゲも小さいのが少し出かけている。ここではどうやらこの2種は高さで住み分けているように思える。このままもう少し観察を続けてみたいところだが、公園内なので、このような危険な枯れ木はじきに切られてしまうことだろう。でも切り株は残るので、もっと面白いきのこが幾つか出てくれるような気がする。すぐ近くの古い松の切り株からは、ハナビラタケも発生を始めていた。
やっときのこの季節の到来かなあ・・。
やっと梅雨らしくなったと思ったのに雨が全く降らない。雨が降らないと→空気が乾燥する→きのこが出ない→意気消沈する−といった具合でどうも気合いが入らない毎日となる。明日は少し降ってくれるだろうか?
26日〜28日、筑波で開催された菌学教育研究会の講座に参加してきた。昨日(27日)は、筑波山の微小菌類観察会&胞子類の観察と同定実習、今日(28日)は、接合菌類の分子系統&ベニタケ科の分子系統の講座という日程であった。どれもみな十分に刺激的な内容であり、休暇を取って遠方まで参加してきた価値は十分にあったと思う。さらに、帰りの高速バス&新幹線の中では、ベニタケ科の講義をしていただいた下野先生とご一緒させていただくことができ、非常に有意義な時間を過ごすことが出来た。この刺激を胸に、明日からまた頑張らねばいけない!
と言っても、明日からまた仕事が・・。
昨日、少しだけ雨が降ったようなので、仕事場近くの公園を昼休みに歩いてみたが、目に付いたきのこは乾燥で傘がバリバリにひび割れたムラサキヤマドリタケ2本、赤いベニタケ(2種)2本、カラカラに乾燥したハナビラタケ2株、途中で成長が止まったクモタケ2体といったところであった。気温は異常に高いが不思議と汗はかかなかった。それだけ乾燥しているということだろう。きのこはしばらく無理みたいだ。