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おけら日記

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2005-05-02(Mon)

南紀探索

この4月から高校生となった息子を連れて南紀方面を探索してきた。早朝4時出発。行きは熊野から山の中を抜けて白浜へ・・。わざわざ白浜まで出かけたのは、南方熊楠の記念館を息子に見せてやりたかった(自分も見たかった・・)のと、なんとなく良さそうな浜がありそうな気がしたからだ。 が、浜の方は人工的な海水浴場があるだけで、あとは黒い岩盤の海岸が延々と続くのみである。やはりこの紀伊半島南部一帯の海岸というのは岩盤ばかりで砂浜自体が殆ど無いのだ。砂浜探索は諦めて帰り道はシイノトモシビタケが出るという江須崎や潮岬辺りの暖帯林を見たり、串本の橋杭岩、太地のくじら浜公園などを見つつ帰宅した。走行距離は530Kmとなった。


2005-05-04(Wed)

伊吹山探索

石灰岩地を求めて今度は伊吹山頂上付近を散策してきた。標高1,377mの伊吹山は、頂上付近ではまだ残雪が少し残っており、ショウジョウバカマやニリンソウ、アマナなどが咲き誇る早春の爽やかな気候であった。何よりもここは有料のドライブウェイを走れば頂上直下まで車で上れるのがとても嬉しい。伊吹山頂上付近は全体が石灰岩から出来ているような感じだが、植生保護のため遊歩道以外は立入禁止となっているため散策できる範囲はかなり限られてしまう。それに、駐車場から頂上までの遊歩道は3つのコースに分かれているため、今日は頂上までの散策を2往復分楽しむこととなった。(ドライブウェイの通行料の元はとれたかな?) それにしても目的のきのこはさっぱり見つからない。


2005-05-15(Sun)

みえ・菌輪の会例会

菰野町で開催された「みえ・菌輪の会」の例会に行ってきた。実に久しぶりのきのこ観察会である。何人かの懐かしい顔にも出会えて嬉しかった。

きのこの方は、数はとても少なかったが種類は20種以上も見つかった。コガネカレバタケ、ヒメカバイロタケ、イタチタケ、ミイノモミウラモドキ、チチタケ属(2種)、マンネンタケ、クチベニタケ(古)、マルミアリタケ、ハナヤスリタケの仲間、ツチダンゴの仲間、クロコブタケなどが主なものであった。やはり大勢で探す力は大きい。


2005-05-19(Thu)

いつものきのこ

久しぶりに昼休みの公園散策をしてきた。このところずっと気温が低かったし雨もほとんど降っていなかったので、柔らかいきのこを探しに行く気分になれなかったのだ。でも、行ってみるとやはり何某かのきのこに出会えるものだ。いつもの斜面のクルミタケ、日当たりの良い草地に毎年早くに発生するチチアワタケ、シイの古木のカンゾウタケ。良く探せばもっといろいろ見つかったのかも分からない・・。要するにいつもの場所でいつものきのこに出会っただけなのだ。

カンゾウタケはけっこう大物だったがやや古くなって色あせていたのが残念だった。やはり、もっと早く見ておくべきだった。


2005-05-20(Fri)

ヒロメノトガリアミガサタケ

仕事場の同僚が18日に飯高町の山奥で見つけたというきのこの写真を見せてもらったらヒロメノトガリアミガサタケ(褐色タイプ)に間違いないような感じであった。県内では初めての記録になるものかも分からないが、写真だけなので正式な記録にはできないだろう。(もっとも、現物を見ても同定はできないように思うが・・)


2005-05-21(Sat)

雨が欲しい

ここ半月ほど雨が非常に少なく乾燥した天気が続いている。おまけに気温が例年に比べて異常に低いのではないだろうか。田んぼの灌漑用のため池も水がほとんど空になってきているような状態だ。そろそろまとまった雨が欲しい。

英文メール

ホームページにきのこの写真や学名、メールアドレスなどを掲載していて、私が最も恐れているのは海外のきのこ研究者等からの英文メールである。つい1ヶ月ほど前にもオーストリアのジェームスさんという方から「シイノトモシビタケの培養株(culture)か胞子紋(spore print)を送ってくれ!代わりにPanellus stipticusを送るよ。」というような内容のメールをもらっていた。(なぜ胞子紋なのかよく分からないけど・・。)「培養株は送れないけど、胞子紋や乾燥標本くらいなら送れると思うよ。」というような返事を書かなければいけないとと思っていたのだが、英文が苦手なのでついつい延び延びになっていたのだ。明日はそれをやることにしよう。


2005-05-22(Sun)

雨は降ったが・・

ほんのお湿り程度であった。今日は基本的に家で留守番だったので、かなりの時間パソコンの前に座っていたのだが、昼前にちょっとだけいつもの松山を偵察に行ってきた。気温の低い日がしばらく続いていたから、ひょっとするとマツタケがぼこぼこと出てきているかも知れないと思ったからだ。でも、やっぱりそんな心配は無用だった。マツタケはおろか、きのこらしきものの姿は皆無であった。

もう少しまとまった雨が降らないと灌漑用水も干上がってしまいそうな感じである。