昨年1月から使用していたウィルス対策ソフトの使用期限が切れたので、同じ会社の最新式のソフトに更新した。アンラボ社のウィルスブロック2005というソフトだが、ウィルス対策のほか不正侵入、スパイウェア対策、個人情報保護、迷惑メール対策などにも対応しているらしい。以前使っていたNorton Internet Securityのようにうっとおしい動きをしないのが好ましい。うっとおしいといえば、最近出会いサイト系のメール(?)がやたらと多いのも困ったもんである・・。
午前中、河芸町の海岸でケシボウズの定点観察をしてきた。大量に発生していたナガエノホコリタケとT.adhaerens(?)を使って、これらの経時変化を観察しようというものである。
経時観察用の個体は、それぞれ2箇所づつ計4箇所を選定し赤色のテープで印をつけておいたのだが、今日写真を撮ろうとして探してみると、おお、何ということだろう、ナガエノホコリタケの方が2箇所とも掘り取られているではないか!周りの個体は手付かずの状態なので、故意に印を付けたところだけ悪戯されたとしか思えない。もっと目立たない目印にした方が良いかも分からないが、そうなると今度は自分でもどこにあるのか分からなくなってしまう恐れがある。
サンプルとして採集してきた個体の計測やら顕微鏡観察は、家に帰ってから早いうちにやらなければならない。これが結構時間のかかる作業なので、なんだかんだやっているうちに、いつのまにか一日が終わってしまうのだ。
と言っても、速攻の日帰り出張だったのでどこにも行く暇はなし。唯一東京駅で少し時間があったので八重洲ブックセンターをぶらぶらしてきたくらい。今では本なんてインターネットで検索していくらでも注文できるんだけど、やっぱり現物を手にして中身をぱらぱらと見れるのはすばらしいことだ。「毒キノコが笑ってる」という可笑しな本を思わず買ってしまった。現物をぱらぱらやってみないと、こんな本は先ず買わないだろう。
明日は休暇をもらって、人間ドックの再検診に行かねばならない。心電図(不整脈)と血中脂質、胆のうポリープなどが引っかかっている。特に血中脂質はもう少しダイエットしてから受診してくださいと言われていたのだが、一向に痩せる気配がないので延び延びになっていたのだ。(^^;
使用済みのスライドグラスとカバーグラスが限界に達してきたので、ピカピカに磨き上げてまた使えるようにした。貧乏性のせいなんだろうけど、スライドグラスはもちろんカバーグラスも使えなくなるまで何回でも磨いて使っている。
方法は、先ず台所用の洗剤で切片やら胞子などを洗い流し、1枚ずつ水分を拭き取ってから、次にレンズクリーニング液などで油分を落としつつ埃の出にくいJKワイパーやレンズクリーニングペーパーなどを使って状態を確認しながら磨き上げていくのである。要するにカメラや顕微鏡のレンズを磨くのと全く同じレベルの作業だ。こうして磨き上げたガラスはAランクとBランクに分けて仕舞っておき、観察するときの重要度に応じて使い分けたりしている。
一見、時間の無駄とも思えるような作業だが、無心にカバーグラスを磨いているとなぜかとても心が安らぐので、時々こうやって楽しんでいるのだ。
大したことがないと思っていた心電図の検査でひっかかった。今日から検査入院しなければならない。その間たぶんインターネットには接続できないのとおもうので、メールやらもらっていた方にはしばらく返信できないかも分かりません。m(__)m
10日の夕方、仕事場に妻から電話があり、心電図に異常があるので直ぐに入院するよう病院から連絡があったという。半信半疑で病院に電話を入れると、先の心電図に命にかかわる可能性のある心室性頻脈というものが発見されたので、すぐに病院に来て検査をせよということであった。
病院に駆けつけて心電図を見せてもらうと、頻脈が記録されていたのはちょうど7階にある仕事場に行くために階段を昇り終えた時間と一致する。そんなことではないかとある程度は予想していたが、あの程度の運動で私の心臓がそんな恐ろしい状態になっていたのかと思うとショックだった。「よくあの時死ななかったものだ・・」とか、「これではウロコケシボウズタケ探しはできないなあ・・」とかいった考えが頭の中をぐるぐる廻った。そのあと直ぐに心臓のエコー検査。結果は、心筋梗塞その他の兆候もなくエコーで見る限りいたって健全な心臓とのことであった。
でも結局私は何時発作を起こして死んでしまうかも分からない重病人ということになって、心電図のモニターと良く分からない点滴に繋がれてICUに2泊、一般病棟に3泊するはめになってしまった。携帯電話の使用もインターネットの接続もままならない死ぬほどたいくつな5日間。間に3連休が挟まっていたのが最悪であったのだ。
昨日、やっと運動しながら心電図をとる負荷検査をしてもらうことができた。ランニングマシンの上を早足で歩く程度の速さから徐々にスピードを上げ、最後はやや早めのジョギング程度のスピードになると心拍数は見る見る160程度まで上昇した。しかし、心室性頻脈は出なかった。心室の一部へ行く電気回路がブロックされて生じる脈の変形は見られたものの心拍数が上がるにつれて不整脈そのものは少なくなっており、心室と心房が連携してきちんと動いているということで、治療の必要はないということであった。
今日、前回の検査で朝食を抜き忘れたために実施できなかった胆のうポリープのエコー検査と血中脂質などに対する栄養指導を受けたあと、晴れて釈放となった次第である。ちなみに、胆のうポリープとされていたものは今回の検査でまた「胆のう結石」となった。これは以前に何回か受けた検査でも結石とポリープの間を往復していたのであるが、今回の検査では体の向きを変えるとポリープ(?)のある場所が明らかに動くのが自分でも確認できたので、結石に間違いないのだなと確信できた。
デジカメ画像その他のパソコン上の重要なデータは、普段はLAN上のハードディスクにミラーリングを行っているが、時々は新しいファイルをCD-Rに書き込んでバックアップをとってきた。今度のパソコンは、より容量の大きいDVDに書き込みが出来るようになったのでデジカメの画像データくらいなら全部1枚に収まるだろうと思い、今日初めてやってみたのだが、それは全くの誤算であった。画像データだけでも1から全部保存しようとすると4.7GBのディスクが3枚必要であることが分かった。
自分ではそんなに数多く写真を撮る方ではないと思っている。でも、デジカメを手にしてからもう5年も経つのだから、それくらいの容量はあってもおかしくないのだろう。それにしても、その中にこれぞという写真が1枚もないというのが実に情けないのだが・・。
菌懇会の総会&講演会が東京で開催される。いろいろ事情があって参加できないと思っていたのだが、またいろいろと事情が変わったりして参加できそうな状況になってきた。新幹線の切符もすでに押さえてある。このまま明日の朝までに何もなければ行けそうだ!
総会&長沢先生の講演会に参加させてもらった。
長沢先生の公演は「ハラタケ目の分類における最近の動向」と題して、最近の分子系統樹を引き合いに、現在の分類体系がどのように変わってきているのかを解説していただいた。(・・と思っている。) 難しい話は良く分からないが、感覚的な形質からかけ離れた場所に分類せざるを得ない属が多々あることや、まだまだきのこの分類の世界もかなり混沌としているのだなあということがぼんやりと分かったような気がした。
今日はまた以前からネット上で知り合いだった「きのこ屋」さん、「ニヴァリス」さん、「きらら」さんらと初めてお会いすることができた。短い時間であったが、夢のような楽しい時を過ごすことができた。
Amazonのマーケットプレイスで予約していた本がまた手に入った。「京都のキノコ図鑑」吉見昭一,高山 栄 (著) である。Amazonマーケットプレイスで探していた本が見つかったのは、「冬虫夏草を探しに行こう」に続いて2冊目となる。予算額をちょっと高めに設定しておくと、見つかる可能性はけっこう高いようだ。
一金5,000円也。どうやら設定していた予算額以内で出品されることはないようなシステムらしい。定価が2,600円くらいの本なので、古本で5,000円は高いと言えば高いが、この本は他の図鑑に掲載されていない種が幾つか掲載されていて、同定のときにMさんがときどき引っ張り出してきて調べているのを前々からとてもうらやましく思っていたので、私の中での価値はそれ以上にあると思っている。
「お父さんと瓜二つ」、あるいは「背後霊」などと呼ばれていた下の息子が第一志望の高校(工専)に合格することができた。受験の日、親父は東京できのこの話にうつつを抜かしていた。こんないいかげんなきのこ狂いを父親に持っても子供はそれなりに成長してくれたのだ。家族や学校の先生などに感謝!
今日また精密検診の最後の診察に行ってきた。胆石はまだそんなに大きくないので自覚症状が出るまで経過観察。高脂血症は食事療法で特に間食を減らしていかねばならない。心臓の方は心室性の期外収縮はあるものの特に問題なし。運動等の制限も全くなしということである。胆石の薬か何かくらいもらえるのかなと思っていたが、薬関係も全くなし。健康診断の結果票などを書いてもらって、診察費負担額220円也。
う〜、今思えばあの悪夢のような入院劇はいったい何だったんだろう。