今日は久しぶりの山歩きをしてきた。早春の藤原岳、本命はもちろんウロコケシボウズタケなのだが、無くてもアネモネタマチャワンタケが見られたらいいなあという思いで1000m程の標高差をがしがしと登っていった。先日、緊急入院騒ぎを起こした心臓は快調そのものだ!それに毎朝の階段昇りで鍛えている(?)足腰の調子もなかなか良い感じ・・。それにしても朝が早かったせいか他の登山客がほとんどいないので、まるで藤原岳を独り占めしているような贅沢な登山であった。少し残念だったのは、ガスがかかっていたために見通しがきかずウロコケシボウズをあちこち探し回れなかったことだ。それでもアネモネタマチャワンタケは幸運にも見つけることができた。それは意外に頂上付近の比較的明るいフクジュソウの群落の中にあった。そうか「アネモネタマチャワンタケはフクジュソウからも出るんだ!」と思ったが、家に帰って調べてみると、どうもそうではないらしい。恐らくイチリンソウ属のアズマイチゲか何かが生えていた場所であったのだろう。藤原岳の上部は石灰岩がごろごろした場所があちこちにあり、ウロコケシボウズが生えていてもおかしくない環境はいくらでもあるのだが、やっぱりこいつはそう簡単には見つからないものなのだ。
昼頃には頂上付近を後にしたが、その頃になると登山道は色とりどりの団体の登山客らでごった返していた。
写真を「あやしいカメラ日記」の方に掲載した。(ちょっと重いけど・・)