近くにある「みえこどもの城」で開催されている「しぜん文化祭2005」に顔を出してきた。夏休み前の子供を主な対象としたイベントなのだが、私が関わっている「レッドデータブック三重2005」のコーナーは写真と資料の展示だけなので全く人気が出そうにない。仕方がないので、そこら辺に生えているきのこを前に並べて客寄せをすることにした。幸い匂いに特徴があるニオイコベニタケとニオイワチチタケがとれたので、これでけっこう楽しんでもらうことが出来た。でも、それよりもっと子供たちに人気があったのがノウタケである。叩くと煙のような胞子がもわっと飛び出すのが何とも快感であるようだ。これから子供向けのきのこイベントを計画されている方は、ホコリタケ系のきのこを乾燥して残しておくと良いだろう。大型のオニフスベなんかだとvery goodだ! ただし、部屋の中はホコリだらけになってしまうけど・・。
きのこを並べ終えて少ししてから戻ってみると、ベニタケ属のきのこの担子器や胞子が見られるように簡易な顕微鏡がセットされていた。しかもメルツァー処理まで施されているではないか!きのこの専門家が誰かいる?? もしやと思って確認したら、すぐ裏のブースで出店されていたのが関西菌類談話会のM山さんであった。よく似た人だなとは思っていたのだが、まさかこんなところに来られているとは思いもしなかった。悪いことは出来ないものである。(^^; それにしても、M山さんの簡易顕微鏡のLED照明はなかなか良かった。輝度が高いためなのか、LEDは顕微鏡用の照明に向いているようだ。同じような顕微鏡があるので、今度自分でもやってみることにしよう。